連載『折り折りの美 ─手紙の時間─』公開
連載『手紙の時間』がリニューアル!
題して『折り折りの美 ─手紙の時間─ 』。
日本橋で創業200年以上の老舗、はいばら様の《はいばらオンラインミュージアム》にて連載させていただきます。
ここのところ心に残っているものとして、川端康成のノーベル賞受賞時の記念公演の内容があります。
その中に、
「四季の移りの折り折りの美を現わす言葉は、日本においては山川草木、森羅万象、自然のすべて、そして人間感情をも含めての、美を現わす言葉とするのが伝統なのであります」(川端康成全集 第28巻P.345-358)
という文章があります。
中でも、美術史家・矢代幸雄氏の言葉を引用し、日本美術の特質が「雪月花の時、最も友を思う」と言う詩語に要約されると語る川端の言うように、「美の感動が人懐かしい思いやりを強く誘い出す」ものであるとするならば、
それを動機として手紙をだすことこそ理想、そんな時間を持てる余裕があることが理想の生活であると、日々感じています。
理想の手紙の時間、手紙の在り方を追求するPOSTORYは、
榛原様のお品物を通して、そうした手紙と共にある折り折りの美を
榛原様の大切なお客様、またこれから榛原様を知る方々に少しでもお伝えしていけたらと考えています。
そして周囲や自身、身の回りとその時々を大切に過ごしていただけたらと願います。
よろしければぜひご覧ください。
こちらからお読みいただけます。